GI療法が再評価されている
GI療法が再評価されています。糖尿病予防の基本である食事療法に食品のGI値を生かすべきだという声が強くなっているのです。日本にGI値が広く知られるようになったのはダイエット利用から。誤った食品表示のために糖尿病研究者ら批判が相次ぎ、医療面ではGI療法を勧めにくい環境になっていたとか。そんな中でも研究は続けられ、今再評価の動きが出てきました。
GIとはグライセミック・インデックスで、「血糖値上昇指数」と訳されます。糖尿病患者の適切な血糖値管理のための客観的な指標として、カナダ・トロント大学のデビッド・ジェンキンス博士らが1981年に提案したものです。
炭水化物が消化されて糖に変化する速さを相対的に表す数値で、炭水化物(糖)の量が同じでも食品によって異なります。世界保健機関(WHO)と国連食糧農業機関(FAO)では1998年、GIの低い食品を推奨する方針を出しています。また、オーストラリアの提案により国際標準化機構(ISO)でGIの国際統一規格作りの動きもあります。
GI値は食品ごとに異なりますが、食べあわせによっても変化するところが興味深いです。ご飯だけのGIを100とした場合、ワカメの酢の物と一緒に食べると48に下がります。同じ酢の物でもきゅうりの酢の物だと75。健康食のようなほうれん草のおひたしと一緒に食べると逆に107とGI値は上昇します。
食品ごとのGI値データの蓄積も必要ですが、レシピ、食べ合わせ、食べる順番など、もっと正しい情報が増えて、使いこなせるようにならないとだめですね。
「GIの値」を知れば糖尿病はよくなる!―食後血糖値を高くしないのがカギ!
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田中 照二
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